【2026年版】今更聞けない?NISAとは?初心者にもわかる仕組み・メリット・注意点をやさしく解説

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。本記事では、つみたて投資枠・成長投資枠・年間360万円・生涯1,800万円の意味を、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事の結論

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。
ただし、元本保証ではなく、損をする可能性もある点には注意が必要です。
まずは「年間360万円」「生涯1,800万円」「1人1口座」の3つを押さえれば、制度の全体像は理解しやすくなります。

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。

ふつうは、株式や投資信託で利益が出ると、その利益に税金がかかります。
しかし、NISA口座で投資した場合、制度のルール内で得た売却益・配当金・分配金が非課税になります。

つまりNISAは、「投資で増えた分を、税金で引かれにくくする制度」です。

注意

NISAは利益を保証する制度ではありません。
非課税になるのはあくまで「利益が出た場合」であり、投資先が値下がりすれば損をする可能性があります。

目次

  1. NISAとは?結論からわかりやすく解説
  2. 高校生にもわかるNISAのイメージ
  3. NISAで非課税になるもの
  4. 現行NISAの基本ルール
  5. つみたて投資枠とは?
  6. 成長投資枠とは?
  7. つみたて投資枠と成長投資枠の違い
  8. NISAの1,800万円とは?
  9. 売却したらNISA枠は復活する?
  10. NISAのメリット
  11. NISAのデメリット・注意点
  12. NISAでよくある勘違い
  13. 旧NISAとは何が違う?
  14. NISAはどんな人に向いている?
  15. NISAが向いていない人
  16. 初心者はどう使えばいい?
  17. 恒常情報とキャンペーン情報
  18. まとめ

NISAとは?結論からわかりやすく解説

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。

たとえば、投資信託を100万円で買って、120万円になったタイミングで売ったとします。
この場合、利益は20万円です。

通常の課税口座なら、この20万円の利益に税金がかかります。
しかしNISA口座なら、制度の条件内であればこの20万円が非課税になります。

通常の口座

利益20万円 → 税金がかかる

NISA口座

利益20万円 → 非課税

同じ投資結果でも、NISA口座を使っているかどうかで、手元に残るお金が変わる可能性があります。

高校生にもわかるようにいうと?

NISAを高校生にもわかるようにたとえるなら、「投資専用の税金オフボックス」です。

普通の口座で投資すると、利益が出たときに税金が引かれます。
でも、NISAという特別なボックスの中で投資すると、一定のルールの範囲では利益に税金がかかりません。

ただし、ボックスに入れたからといって、必ずお金が増えるわけではありません。
値上がりすれば得をしますが、値下がりすれば損をします。

高校生向けに一言でいうと

NISAは、「投資でもうかったときの税金を軽くしてくれる仕組み」です。
でも、もうけ自体を保証する仕組みではありません。

NISAで非課税になるもの

NISAで非課税になる主なものは、次の2つです。

  • 株式や投資信託を売って出た利益
  • 株式の配当金や投資信託の分配金

たとえば、投資信託を売って利益が出た場合、その利益が非課税になります。
また、株式の配当金や投資信託の分配金も、条件を満たせば非課税になります。

配当金の注意点

上場株式の配当金をNISAで非課税にするには、証券会社で受け取る方式(株式数比例配分方式)を選ぶ必要があります。
受取方法によっては、NISA口座で保有していても課税される場合があります。

現行NISAの基本ルール

現行NISAの基本ルールは以下のとおりです。

項目内容
対象者日本国内に住む18歳以上の人
口座数1人1口座
非課税期間無期限
年間投資枠最大360万円
つみたて投資枠年間120万円
成長投資枠年間240万円
非課税保有限度額最大1,800万円
成長投資枠のみの上限1,200万円
金融機関の変更年単位で可能

数字で見るNISAの全体像

つみたて投資枠:120万円 / 年

成長投資枠:240万円 / 年

合計:360万円 / 年

ここが重要

NISAには、「1年で使える枠」「生涯で持てる枠」の2種類があります。
年間は最大360万円、生涯では最大1,800万円です。
つまり、いきなり1,800万円を一気に投資できる制度ではありません。

つみたて投資枠とは?

つみたて投資枠とは、長期・積立・分散投資に向いた投資信託などを買うための枠です。

名前の通り、毎月コツコツ積み立てる使い方に向いています。
初心者に向いているのは、基本的にこちらです。

  • 投資初心者
  • 毎月少額から始めたい人
  • 長期で資産形成したい人
  • 個別株より投資信託を中心にしたい人
  • 老後資金や将来のお金を作りたい人

つみたて投資枠で買える商品は、金融庁の基準を満たした一定の投資信託などです。
そのため、初心者がNISAを始めるなら、まずはつみたて投資枠から考えるとわかりやすいです。

初心者向けの考え方

迷ったら、最初はつみたて投資枠中心で考えるのが無難です。
毎月コツコツ投資できるため、長期の資産形成と相性が良いです。

成長投資枠とは?

成長投資枠とは、つみたて投資枠よりも幅広い商品に投資できる枠です。

投資信託だけでなく、上場株式なども対象になります。
こちらは、次のような人に向いています。

  • 個別株にも投資したい人
  • まとまった資金で投資したい人
  • つみたて投資枠だけでは足りない人
  • 投資信託以外の商品も検討したい人

ただし、成長投資枠は自由度が高い分、商品選びも難しくなります。

初心者の場合、いきなり個別株を買うよりも、まずは低コストの投資信託から考える方が理解しやすいです。

注意

成長投資枠は「何でも買える枠」ではありません。
対象外の商品もあるため、実際に投資する前に、金融機関の商品ページや目論見書を確認する必要があります。

つみたて投資枠と成長投資枠の違い

つみたて投資枠と成長投資枠の違いは、次のように考えるとわかりやすいです。

比較項目つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
主な使い方毎月コツコツ積立一括投資・追加投資・個別株など
対象商品一定の基準を満たす投資信託など上場株式・投資信託など
初心者向き向いている商品選びに注意
生涯上限1,800万円まで利用可能1,200万円まで

超重要ポイント

つみたて投資枠と成長投資枠を、別々の金融機関で使うことはできません。
たとえば、つみたて枠は楽天証券、成長枠はSBI証券、という使い方は不可です。
NISA口座は1人1口座です。

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NISAの1,800万円とは?

NISAでよく出てくる1,800万円とは、生涯で使える非課税保有限度額のことです。

簡単にいうと、NISA口座で非課税のまま保有できる投資元本の上限です。

ここで大事なのは、1,800万円は利益込みの金額ではなく、買ったときの金額(簿価)で考えるという点です。

100万円で買った投資信託が150万円に増えても、使った枠は150万円ではなく100万円です。

この「買ったときの金額」を簿価といいます。

NISAの非課税保有限度額は、この簿価をもとに管理されます。

1,800万円のイメージ

非課税保有限度額:1,800万円

うち成長投資枠の上限:1,200万円

つまり、成長投資枠だけで1,800万円すべてを使うことはできません。
成長投資枠だけで使えるのは1,200万円までです。

売却したらNISA枠は復活する?

現行NISAでは、商品を売却すると、翌年以降にその商品の取得金額分の枠が再利用できます。

たとえば、100万円で買った投資信託を売却した場合、翌年以降に100万円分の非課税枠が復活するイメージです。

間違いやすい理解

150万円で売れたから、150万円分の枠が戻る

正しい理解

100万円で買ったなら、戻るのは100万円分

ここも重要

売却したその年にすぐ復活するわけではありません。
枠を再利用できるのは、翌年以降です。

NISAのメリット

NISAの主なメリットは次のとおりです。

  • 投資の利益が非課税になる
  • 非課税期間が無期限
  • つみたて投資枠と成長投資枠を併用できる
  • 年間最大360万円まで投資できる
  • 生涯で最大1,800万円まで非課税枠を使える
  • 売却後、翌年以降に枠を再利用できる

最大のメリット

最大のメリットは、長期で投資した利益が非課税になることです。
長く運用して利益が大きくなるほど、非課税の効果も感じやすくなります。

NISAのデメリット・注意点

NISAにはメリットが多いですが、注意点もあります。

  • 元本保証ではない
  • 値下がりすると損をする
  • NISA口座の損失は損益通算できない
  • 損失の繰越控除もできない
  • 配当金の受取方法によっては非課税にならない場合がある
  • 対象外の商品もある
  • 金融機関選びを間違えると使いにくい

初心者が特に見落としやすい点

NISAで損をしても、特定口座や一般口座の利益と相殺できません。
つまり、「利益が出たときには強いが、損失が出たときの税制メリットは弱い」制度です。

NISAでよくある勘違い

NISAは制度が少し複雑なので、初心者が勘違いしやすいポイントがあります。

よくある勘違い正しい理解
NISAなら絶対に儲かる利益は保証されません。投資なので損をすることもあります。
1,800万円を一気に投資できる年間投資枠は最大360万円です。
売却したらすぐ枠が戻る枠の再利用は翌年以降です。
値上がり後の金額分だけ枠が戻る戻るのは取得金額分です。
つみたて枠と成長枠を別の証券会社で使える使えません。1つの金融機関で利用します。
NISAの損失は他の利益と相殺できる損益通算・繰越控除はできません。

旧NISAとは何が違う?

2023年までのNISAには、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAがありました。

現行NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できるようになり、年間投資枠も大きくなりました。
また、非課税保有期間が無期限になりました。

比較項目旧NISA現行NISA
制度の形一般NISA・つみたてNISAなどつみたて投資枠・成長投資枠を併用
非課税期間制度ごとに期限あり無期限
年間投資枠制度ごとに異なる最大360万円
非課税保有限度額制度ごとに異なる最大1,800万円

2023年までに旧NISAで買った商品は、現行NISAの1,800万円とは別枠で管理されます。

旧NISA保有者の注意点

旧NISAの商品を現行NISAへ移すことはできません。
旧NISAの商品を持っている人は、無理に売る必要はありませんが、非課税期間が終わった後の扱いには注意が必要です。

NISAはどんな人に向いている?

NISAは、次のような人に向いています。

  • これから資産形成を始めたい人
  • 長期でコツコツ投資したい人
  • 投資信託を使って将来のお金を作りたい人
  • 老後資金を準備したい人
  • 銀行預金だけでは不安な人
  • 投資の利益にかかる税金を抑えたい人

特に初心者の場合、短期間で大きく増やすよりも、長期で積み立てる使い方の方がNISAと相性が良いです。

毎月少額から始めて、値動きに慣れながら続ける方が現実的です。

NISAが向いていない人

一方で、次のような人にはNISAが向いていない場合があります。

  • 生活費まで投資に回そうとしている人
  • 短期間で必ず儲けたい人
  • 元本保証を求める人
  • 値下がりに耐えられない人
  • 制度を理解せずに商品を選ぼうとしている人

NISAは便利な制度ですが、投資である以上、価格が下がることはあります。

まずは生活費や緊急時のお金を確保したうえで、無理のない金額から始めることが大切です。

初心者はNISAをどう使えばいい?

初心者がNISAを使うなら、次の順番で考えるのがおすすめです。

  1. 生活費とは別に、投資に回せる金額を決める
  2. NISA口座をどこで作るか決める
  3. まずはつみたて投資枠から始める
  4. 低コストの投資信託を中心に検討する
  5. 慣れてきたら成長投資枠も考える

初心者向けの結論

最初から難しい商品を選ぶ必要はありません。
まずはつみたて投資枠で、低コストの投資信託を検討するのがわかりやすいです。

関連記事

NISAを始める前に確認すべきこと

NISAを始める前には、次の点を確認しましょう。

  • どの金融機関でNISA口座を作るか
  • つみたて投資枠の商品数は十分か
  • 手数料の低い投資信託を選べるか
  • クレカ積立やポイント投資に対応しているか
  • アプリや画面が使いやすいか
  • 長期で続けやすいか

NISA口座は1人1口座です。

金融機関の変更は年単位でできますが、手続きが必要です。
そのため、最初の金融機関選びはかなり重要です。

次に読むべき記事

恒常情報とキャンペーン情報

恒常情報

この記事で説明したNISAの年間投資枠、非課税保有限度額、対象年齢、1人1口座、損益通算不可などは、制度そのものの基本情報です。

NISAを理解するうえでは、まずこの恒常情報を押さえることが大切です。

キャンペーン情報

この記事では、証券会社の口座開設キャンペーンやクレカ積立キャンペーンは扱っていません。

理由は、キャンペーンは時期によって内容が変わるためです。

NISA制度そのものの説明にキャンペーン情報を混ぜると、後から条件変更で記事の正確性が落ちやすくなります。

証券会社ごとのキャンペーンやポイント還元は、別記事で最新情報を確認しながら比較します。

現行情報と改定予定

現行情報

この記事では、現行の成人向けNISA制度を中心に解説しています。

現行制度では、18歳以上の人が対象で、つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円、非課税保有限度額は最大1,800万円です。

改定予定

今後の制度改定については、税制改正や公式発表の内容を確認したうえで、必要に応じて追記します。

制度改定予定は、現行ルールと混ぜずに別枠で整理することが重要です。

まとめ

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。

現行NISAでは、つみたて投資枠120万円成長投資枠240万円、合計で年間最大360万円まで投資できます。
また、生涯では最大1,800万円まで非課税枠を使えます。

ただし、NISAは元本保証ではありません。
損をする可能性もあり、NISA口座の損失は他の口座の利益と相殺もできません。

初心者は、まず制度を正しく理解し、そのうえで「どの金融機関で始めるか」「何を買うか」を順番に考えるのがおすすめです。

この記事のまとめ

  • NISAは、投資の利益が非課税になる制度
  • 年間投資枠は最大360万円
  • 非課税保有限度額は最大1,800万円
  • 成長投資枠だけの上限は1,200万円
  • 売却後の枠再利用は翌年以降
  • NISAは元本保証ではない
  • NISA口座の損失は損益通算できない
  • 初心者は、まずつみたて投資枠から考えるとわかりやすい

次に読むべき記事

参考にした主な公式情報

※本記事は、NISA制度の基本をわかりやすく整理したものです。投資判断は、最新の公式情報や各金融機関の商品説明書・目論見書などを確認したうえで行ってください。